
「どうして痩せないんだろう」
「今まで痩せていたのにどうして?」
ダイエットをしていてそう感じる瞬間ってありますよね。
特に今まで順調に体重が減っていたのに、突然減らなくなったときの焦燥感は堪らないものです。
モデル体型ダイエット塾の塾生もそんな停滞期を乗り越えて、モデル体型になっているんですよ。
この記事では、ダイエットの停滞期がなぜ起こるのかの解説と停滞期を見事乗り切った塾生の体験談、30代からのダイエットについて触れます。
停滞期に悩んでいる人、30代からのダイエットに不安感をもっている人にお役に立つ記事です。
ぜひ参考にしてくださいね。
ダイエット挫折の原因、停滞期とは
ダイエットの天敵ともいえる停滞期。
停滞期になってしまった途端にダイエットを挫折してしまう人も多いのですが、ここを乗り切れるかどうかがダイエットの成功を左右していると言っても過言ではありません。
ここでは、ダイエット中の停滞期について解説しますね。
体重減少がストップすること
停滞期とはそもそもどういう現象のことをいうのでしょうか。
一般にダイエット中の停滞期とは、ダイエットの途中で体重の減少がストップしてしまう現象のことを指します。
順調に減っていた体重がある人突然減らなくなってしまうので、焦りを感じる人も多いのですが、ダイエットをしていれば誰もが経験することでもあるんです。
ホメオスタシス機能:体重減少に体が出すSOS
それでは、停滞期はなぜおこるのでしょうか。
停滞期がおこるのは、ホメオスタシス機能という人間の体に備わった生命維持の機能が発動するからです。
ホメオスタシス機能とは、脳が体の状態を「危機的状況に陥っている」と判断したときに発揮されます。
具体的にどのような機能かというと
- 少ない食事量から効率よくエネルギーを吸収する
- 同じ運動でも消費するカロリーを抑える
という機能です。
ダイエット中は、意識的に運動をしますし、太っていた頃にしていた食事とは違う食事内容になります。
多くの人は、以前よりもカロリーを抑える食事をしますので、その結果ホメオスタシス機能が働いてしまうのです。
もちろん、ホメオスタシス機能の少ない食事量でもエネルギーが補充され、同じ運動でも消費するカロリーが低くなるという働きは、生命維持にとってはとても重要なことです。災害時などにこの機能がなければ、どれだけの命が失われるかわかりません。なくてはならない機能なのですが…ダイエットにとっては好ましくありませんよね(笑)
食事制限ダイエットは停滞期が起こりやすい
一般的に、ホメオスタシス機能が働きやすいのは、食事制限ダイエットだと言われています。
特に、1ヶ月で体重の5%以上の減少を伴うような食事制限ダイエットは、ホメオスタシス機能が働きやすく停滞期をまねきやすいのです。
なぜ体重の5%以上の減少かというと、ホメオスタシス機能が働き始めるのが体重の5%が失われた時点とされているからです。これ以上体重が減少し続けるようなら、生命として危険な状態になってしまうと脳が判断するのでしょうね。
また、短期間のうちに体重の5%が失われていなくても、ダイエット開始から1ヶ月程度でホメオスタシス機能が働き始めると言われています。
モデル体型ダイエット塾は、3食しっかり食べてダイエットをしますが、塾生の多くがダイエット開始から2週間から1ヶ月で停滞期に入ってしまい、とても辛い思いをしながらダイエットに取り組んでいます。
停滞期さえ抜けてしまえば、体重はしっかり落ちていくので、講師陣は塾生が諦めないように励ますしかないのですが、辛さがわかるだけにとても苦しい思いをするんですよ。
この停滞期を乗り切るには、とにかく
「いつか停滞期は終わる」
「終われば、必ず体重が減る」
と、ポジティブでいることが一番なのですが、目に見えた成果が出ない時期なので、モチベーションを維持するのが辛いんですよね。
停滞期に挫折するとリバウンドしやすい
ダイエットにチャレンジしている身にはとても辛い停滞期は、生命活動を維持するために必要なホメオスタシス機能が引き起こすと解説しました。
この停滞期にあたってしまうとダイエットの途中であるにもかかわらず、
「もうこれ以上やっても無駄なんだ…」
と、無力感に襲われてダイエットを挫折してしまう人も多いのです。
でも、停滞期にダイエットを挫折してしまうとリバウンドを引き起こしやすくとても残念な結果になってしまいます。
レプチンの分泌が少ない=満腹感がない
停滞期にダイエットを挫折すると、なぜリバウンドしやすいのでしょうか。
皆さんも「満腹中枢が刺激されると満腹感が得られる」という話を聞いたことがありますよね。
この満腹中枢を刺激するホルモンはレプチンといいます。
レプチンは、満腹中枢を刺激するので、正常な状態だと食欲を抑制することが主な働きです。
ですが、肥満状態になっている人の場合は、レプチンの分泌量が少なくなり、分泌されたレプチンの働きも正常な人よりも鈍くなります。
肥満の人がいくら食べても満腹感を感じないのはこのためなんですね。
さてこのレプチン、実は停滞期にも分泌量が減少します。
食べる量や運動量が、ホメオスタシス機能が働くほどに変化することで、レプチンの分泌機能にゆがみが生じてしまうのですね。
つまり、停滞期は満腹中枢が刺激されずらくなっており、この時期にダイエットを挫折してしまうとダイエット前の食事に戻したつもりで、食べ過ぎてしまうという悲劇が待っているのです。
停滞期はエネルギー消費量も少ない
また、先ほどもお伝えしましたが、停滞期はホメオスタシス機能によってエネルギーの消費量もセーブされています。
ダイエット前と同じ生活・同じ運動をしていても、体がエコモードになっているのでエネルギーの消費量が少なく、消費されなかったエネルギーはそのまま脂肪になってしまいます。つまり、体の贅肉になってしまうんですね。
少ないエネルギー消費+感じない満腹感=リバウンド
この2つの理由で、ダイエットの停滞期にダイエットを挫折してしまうと、ダイエッターが最も恐れる事態「リバウンド」につながってしまうのです。
リバウンドは、ダイエット前の体重以上に体重が増えてしまうだけでなく、リバウンドを繰り返すうちに太りやすく痩せにくい体になってしまう恐ろしいものです。
リバウンドにならないように、停滞期になっても根気強くダイエットを続けることが大切なんですね。
ホメオスタシス機能を解除するには
さて、停滞期の原因ホメオスタシス機能は、どうやって解除したらいいのでしょうか。
ホメオスタシス機能はずっと続くわけではありません。
体が「ホメオスタシス機能の働きを終えた」と思うと、機能は解除されます。
解除される時期には個人差がありますが、2週間から1ヶ月程度かかることが多いようです。
34歳Kさんの体験記
実は、モデル体型ダイエット塾の塾生でも、停滞期に悩んでしまう塾生が多いのです。
今回はそんな塾生の一人、34歳のKさんの体験談をご紹介しますね。
Kさんは、34歳。超がつくほど前向きなKさんですが、停滞期が2~3週間も続いてしまい、挫折しそうになってしまったこともあるようです。
停滞期に苦しみながら…
ロシア系美人のKさん、モデル体型ダイエット塾に入塾したときのステイタスは、身長155cm、体重54kg台でした。
「小さいころから華奢と言われたことがなかった」
というKさんは、開始から1ヶ月もすると停滞期に入ってしまいます。
努力はしているのに、目に見えた体重の減少がない日々はとても辛かったと思います。
Kさんの毎日の食事メニューはチェックさせてもらっているので、
「この食事内容なら、必ず停滞期を抜けて痩せる日が来る」
と、講師陣はわかっていたのですが…。
停滞期終了から一気に40kg台に!
そんなKさんにも、辛い停滞期が終わる日が来ます。
ある日突然停滞期が抜けたと思ったら、その3日後には48kg台に突入したのです。
48kgになる前の体重が50kg台ですから、一気に2kgも落ちたことになります。
停滞期を乗り越えると世界が変わる
Kさんが当初立てていた目標体重は、47kgでしたが、停滞期を乗り越えてから目標を修正しました。
当初は控えめな目標を立てていたKさんが、こんなに強気な目標を立てれるようになったのは、停滞期を乗り越えたから。
努力の成果が目に見えて見えない辛い時期を乗り越えたからこそ、これからも頑張れるという気持ちになるのです。
停滞期を乗り越えると世界が広がり、体重が減少したことで見える景色も変わると言っても過言ではないでしょう。
30代からのダイエットが辛い理由
ところで、Kさんは30代からのダイエットでしたが、30代のダイエットは20代よりも成功しづらいというのはご存知ですか。
辛い停滞期を乗り越えたKさんですが、30代からのダイエットという意味でもとても頑張ったと思います。
30代になると女性ホルモンが減少してくる
30代になるとダイエットの効果が出づらくなる原因の一つに、女性ホルモンの減少があります。
女性ホルモンのうち、エストロゲンというホルモンは脂肪を燃焼させる効果があるといわれています。
このエストロゲンの分泌量が減少することにより、20代の頃よりもダイエットの効果が出づらい体になってしまうんですね。
特に35歳以降からは、ホルモンの分泌量が徐々に減少していくので痩せにくい体になっていきます。
基礎代謝量が減少する
基礎代謝量の女性のピークは10代前半です。
それ以降は、徐々に基礎代謝量が落ちていってしまいます。
つまり、同じ生活をしていても消費されるエネルギーがどんどん減少してしまうのですね。
基礎代謝量が急激に落ちるのは、40代を過ぎてからといわれていますが、若い時と同じライフスタイルでもなぜかお腹にお肉が溜まってしまうのは、このせいなのです。
自分のための時間が確保できない
女性ホルモンの分泌量が急激に減少するのが、35歳以降から。
基礎代謝量も40代に近づくにつれてどんどん減少…。
そんな30代ですが、仕事を続けている人は職責のある仕事になり、家庭を持った人は家庭と仕事の両立や家庭のことで忙しく、自分のライフスタイルを乱しがちです。
自分のためだけの時間の確保も難しいというのに、ダイエットのための時間をしっかり作ることは難しい30代。
基本的な生活習慣から直すか、周りを巻き込まないとダイエットに時間とエネルギーを作れないのも30代からのダイエットを難しくしている理由なのです。
30代のダイエットを成功させるには
基礎代謝量を上げる
30代からのダイエットを成功させるには、まず落ちてしまった基礎代謝量を上げることが大切です。
基礎代謝を上げるというと、運動をすると思う方も多いと思いますが、食事もとても大切です。
先ほど、停滞期の部分で食事制限ダイエットは、停滞期になりやすいと解説しましたが、停滞期を穏やかに過ごすためにもダイエット時は食生活をしっかり見直しましょう。
炭水化物は太るイメージがありますが、炭水化物の摂取量を日常的に減らしていると基礎代謝が下がり、常に低代謝状態になってしまいます。
30代は基礎代謝量が低いというのに、これではまるで逆効果ですよね。
よく噛んで食べる
よく噛んで食べることも大切。
よく噛むことで、一口あたりにかかる時間が遅くなります。
一口あたりにかかる時間が遅くなるということは、食事の最中に満腹中枢が刺激される可能性が高くなるということ。
食事の最中にしっかり満腹感を得られれば、ついつい余計なものまで食べてしまうこともありませんよね。
また、噛むときに顎をしっかり使うので、小顔効果も期待できますし、歯にもいいんですよ。
下腹に力を入れる習慣をつける
30代を過ぎるとなぜか積極的に贅肉がついてしまうのが、下腹。
下腹には元々贅肉がつきやすいのですが、30代過ぎるとなぜか目立ってつくようになりますよね。
この下腹の贅肉は、下半身のゆがみや悪い姿勢が原因。
特に出産を経験した女性や、職場で足を組む癖がある人は骨盤が歪んでしまっている可能性が高いので要注意です。
気になる人は一度整体を受けてみるのもいいと思いますが、そこまでしなくても簡単に下腹の贅肉を予防できるのがおへそのあたりに力を入れておくこと。
おへそのあたりに力を入れて生活すると、不思議なことに下腹のお肉がつきづらくなるんですよ。
慣れるまで長時間するのは辛いですが、試してみてくださいね。
軽い運動を心がける
また、軽い運動習慣をつけることも大切です。
軽い運動といっても、基本は歩くことです。
最低でも毎日8000歩、できれば1万歩は歩くようにしましょう。
ハードな運動を行うと、体の中に活性酸素が蓄積してしまい、良かれと思ってやった運動が元で、体の老化を早めることに繋がるとも言われているんです。
辛い運動を毎日したのに、その代償は老け顔と病気だったなんて悲しすぎますよね。
毎日筋肉痛に悩まされるような運動習慣を無理やりつけるよりも、日々の生活でできるちょっとしたことをプラスするだけで体は喜ぶんです。
歩数を増やすことは、毎日の生活でちょっとした工夫をするだけで、すぐにできるので試してみてくださいね。
まとめ
ダイエットは食べて痩せる
いかがでしたか。
停滞期と30代のダイエットについて解説してきました。
ダイエットをしていると、誰にでも訪れる停滞期ですが、これは人間の体が持っている自己防衛機能です。
ダイエットにはちょっと余計な機能ですが、こんなに素晴らしい機能が備わっている体に感謝しながら忍耐をもって乗り切りましょう。
また、30代からのダイエットは20代の頃に比べてとても成果が出づらいのです。
ですが、こちらも忍耐強く生活スタイルから変えることで、痩せた体をキープすることが可能です。
停滞期で苦しむことなく、すぐに痩せたいと願う人は多いですが、ダイエットは中長期戦です。
基本的な食事を食べないと痩せませんし、食べないで痩せると必ずリバウンドします。
食事をしっかりしたときに体重が増えて焦ってしまうこともありますが、これは痩せる前兆なのです。
あなたもモデル体型ダイエット塾で、痩せるための基礎知識を身につけ実践してみませんか。